ISBN:4063349314 コミック 月刊少年マガジン編集部 講談社 2004/10/15 ¥800

筆者とこの本との出会いは結構前に遡ります。「Q.E.D.」の4巻を探しに遠くのBOOK OFFに遠征へ。そこで見かけたのがこれ。最初の「ミネルヴァの梟」の解説くらいは読んだけど、ネタバレがイヤだったので(筆者は1巻から順番に集めていく質です)買わずに置いときました。時は経ち、20巻を過ぎ、もうそろそろいいだろうと思って買いにいくと、見事に売り切れ。ショックに打ちひしがれて日常生活を送っていました。

しかし、「oricon style」の立ち読みのために(おい)宮脇書店へ向かい、暇だったのでコミックの欄に行ってサーっと見ていると「Q.E.D.」の文字が。筆者は書店の充実具合を「Q.E.D.」の置き具合で判断するのですが、確認しようと思ったら「C.M.B.」とのスキマにこれがあるではないか!これで「GAME JAPAN」が無かったのも帳消しですね。

さて、枕が長くなりすぎましたが、いよいよ本題に入りたいと思います。
内容は大きく「インタビュー」「キャラクター紹介」「CASE FILE」「KEY WORDS」の4つに分けられます。まず「CASE FILE」はネタバレになるのでここでは書きません。詳細に書かれているので、かなり読み応えはあります。「KEY WORDS」は、こちらも詳細に、作品の中の出でてきた事象について解説しています。「セーラムの魔女狩り事件」とかリアルだなーとか思った。「キャラクター紹介」は、まあそこそこのことが書いてあります。「ナイスな掛け合い」とか、見直すと結構笑えるのとかもあったりとか。

で、「インタビュー」なんですが、最初と最後にソロインタビュー、中盤に天樹征丸との対談があります。同じミステリ漫画の作家でも(天樹さんは原作ですが)全然ちがう考え方だったり、でも同じところも結構あったり……と、いろんなことを知ることができます。ほかにも「お勧めミステリ」とかも紹介されています。

そのほかとしては「カラーイラスト」と加藤元浩先生のデビュー前の未発表作品「草原の長」のダイジェストとか。お世辞でも絵がうまいとは言えません。しかし先生自身も言っているように、絵の技術は後からついてくるものだから、作品を書き続けなさい、と。その通りだと思いました。

とりあえず、20巻くらいまで読むとネタバレも気にせず読めると思います。でも、普通のコミックだと思ってレジに持っていくと、意外と高いのでちょっとあせるかもしれません(笑)

The music that I listened to for a good sleep last night:
"ピエロ"−B’z from"MONSTER"
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