【ミステリレビュー】 ロケットマン
2006年7月25日 ミステリ
ISBN:4063709744 コミック 加藤元浩 講談社 2005/02/17 ¥410
いつか書きますといいましたが、今日書きます。笑金なんて後です(笑)。
で、はっきり言ってこの作品、完成度高すぎです。旧ジャンルの「冒険ミステリ」を新ジャンルに変えてしまう加藤先生の手腕には圧倒されるばかりです。主人公は少年エージェントの水無 葉(みずなし よう)と、元気いっぱい天然少女、長月 弥生(ながつき やよい)のコンビという「ある意味天才とツンデレ娘」という加藤先生の黄金パターン(笑)。そこに正体不明のエージェント、Rが現れるところから話は始まります。そしてやっぱり詳細は凝ってます。特に見れるのは葉の成長。「ハ○ー・ポッター」以上に感動的に、そして壮大に、いじめられっ子だった少年が成長してゆきます。
そしてそれが加藤先生の「本格ミステリ」の土台の上に立っているので、さらに読み応えがあります。あらゆる伏線をばら撒き、それを全部回収し、時には予想もしなかったものが伏線以上の働きをすることもあります。
ただ、悪い点というのではないのですが、10冊読んで生まれた「葉」のイメージと、その葉が最終回でとった行動が、たぶん皆さんが読んでも食い違うと思います。連載がもう1回あればもっとエンディングが引き締まったと思いました。なぜ葉が最後にあの行動をとったのか、それが少し引っかかるところでした。ただ、それがさらに『謎』となって、何度でも読みたくなります。皆さんもどうか、古本屋などで探してみてください。
The music that I listened to for a good sleep last night:
"スタンドバイミー"−レミオロメン from"HORIZON"
いつか書きますといいましたが、今日書きます。笑金なんて後です(笑)。
で、はっきり言ってこの作品、完成度高すぎです。旧ジャンルの「冒険ミステリ」を新ジャンルに変えてしまう加藤先生の手腕には圧倒されるばかりです。主人公は少年エージェントの水無 葉(みずなし よう)と、元気いっぱい天然少女、長月 弥生(ながつき やよい)のコンビという「ある意味天才とツンデレ娘」という加藤先生の黄金パターン(笑)。そこに正体不明のエージェント、Rが現れるところから話は始まります。そしてやっぱり詳細は凝ってます。特に見れるのは葉の成長。「ハ○ー・ポッター」以上に感動的に、そして壮大に、いじめられっ子だった少年が成長してゆきます。
そしてそれが加藤先生の「本格ミステリ」の土台の上に立っているので、さらに読み応えがあります。あらゆる伏線をばら撒き、それを全部回収し、時には予想もしなかったものが伏線以上の働きをすることもあります。
ただ、悪い点というのではないのですが、10冊読んで生まれた「葉」のイメージと、その葉が最終回でとった行動が、たぶん皆さんが読んでも食い違うと思います。連載がもう1回あればもっとエンディングが引き締まったと思いました。なぜ葉が最後にあの行動をとったのか、それが少し引っかかるところでした。ただ、それがさらに『謎』となって、何度でも読みたくなります。皆さんもどうか、古本屋などで探してみてください。
The music that I listened to for a good sleep last night:
"スタンドバイミー"−レミオロメン from"HORIZON"
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