ISBN:4840241147 文庫 支倉 凍砂 メディアワークス 2007/12/10 ¥599
今日、丸亀の母の実家に合格の報告に行ったついでに、香川県で唯一のMPS――マジック・プレミアム・ショップの略だったと思う――に連れて行ってもらった。数年ぶりにカードが買える、そう思うと、心臓の鼓動は嫌でも高鳴る。母は丸亀の出身だから、店のある商店街の名前を告げると、その入り口で下ろしてくれた。場所を詳しく知らないから、周りに気を張りながら歩みを進める。すると右手前に机が並べられ、そこに中学生ぐらいに見える男の子たちがガードゲームを楽しんでいる。マジックではなさそうだが。間違い無い、この付近に、ある。しかし、その後ろ側の建物にはシャッターがしまっている。周りを見渡しても、ゲームショップのような建物は見えない。なるべくその男の子たちの群れに目を向けることの無い様に通り過ぎて、振り返った。群れの逆側の建物は、薬屋の看板を掲げている。しかし、その看板に書かれている名前は、俺の調べたショップの名前と同じだ。まさか――。
俺は歩きながら、薬屋の店頭に視線を集中させた。何も見逃すことの無い様に。と、化粧品の多く置かれている区画から、全くその場に似つかわしくない、やはり中学生くらいの少年が飛び出してくる。嫌な予感は、確信に変わる。俺は、化粧品棚のほうを睨む。隣には、小さなガラスケースが。その中には――。
あんな片手間にやっている様な店が香川県唯一のマジック専門店だと思うと、他のプレイヤーの方々はどうやってシングルカードなどを集めているのかと思う。その店がMPSだと分かるのは、そのガラス棚に張られた「4パック購入毎にMPSプレミアムカードプレゼント!」の文字だけ。タカラトミーは、もっと、ちゃんと、店を、選べ。
前文がえらく長くなった。微妙に小説の体裁をとってるし。ああ恥ずかしい。
裏切ったエーブを追って船に乗るホロとロレンス。その旅の途中、ひょんなことから少年コルを拾う事に。優秀なその少年の故郷の話や船主ラグーサの話を聞くうちに、ホロの故郷についてのある仮説を立てることになる……。
毎度の事ながら面白かったわけなのだが、途中でホロがロレンスの言葉に不機嫌になって口を利かなくなるシーンがあるのだが、あとで解説されたその理由と、俺が推測した理由は違っていた。なので、その大恥な俺の脳味噌回ってない推理を聞いてもらい、皆様には読むときに同じ轍を踏まないように気をつけてもらいたい。
さて、そんな推察だが、ホロが怒る直前のロレンスの言葉を引こう――「頭を使うことは嫌いじゃないだろう?考えていれば暇つぶしにもなる」――これだ。今これを読んでいるあなたも、少し予想を立ててもらいたい。なぜ、これを聞いて、ホロは怒ったのか。
俺の答えは、この会話の直前、二人で協力して謎解きをしていたことから導き出した。ホロは、今まで船旅で二人きりになれず、急に二人きりになれた、大切な時間。それを「暇」と言われたことに怒ったのではないか。俺の低い知能指数の思考回路は、そんな答えを解答用紙に記入していた。もちろんそれには朱色の×印が付くのだが。まあそんなことを繰り返せば、読解力も上がっていくだろ。そう浅はかにも考えながら、俺はまた新たなライトノベルの表紙をめくる――。
今日、丸亀の母の実家に合格の報告に行ったついでに、香川県で唯一のMPS――マジック・プレミアム・ショップの略だったと思う――に連れて行ってもらった。数年ぶりにカードが買える、そう思うと、心臓の鼓動は嫌でも高鳴る。母は丸亀の出身だから、店のある商店街の名前を告げると、その入り口で下ろしてくれた。場所を詳しく知らないから、周りに気を張りながら歩みを進める。すると右手前に机が並べられ、そこに中学生ぐらいに見える男の子たちがガードゲームを楽しんでいる。マジックではなさそうだが。間違い無い、この付近に、ある。しかし、その後ろ側の建物にはシャッターがしまっている。周りを見渡しても、ゲームショップのような建物は見えない。なるべくその男の子たちの群れに目を向けることの無い様に通り過ぎて、振り返った。群れの逆側の建物は、薬屋の看板を掲げている。しかし、その看板に書かれている名前は、俺の調べたショップの名前と同じだ。まさか――。
俺は歩きながら、薬屋の店頭に視線を集中させた。何も見逃すことの無い様に。と、化粧品の多く置かれている区画から、全くその場に似つかわしくない、やはり中学生くらいの少年が飛び出してくる。嫌な予感は、確信に変わる。俺は、化粧品棚のほうを睨む。隣には、小さなガラスケースが。その中には――。
あんな片手間にやっている様な店が香川県唯一のマジック専門店だと思うと、他のプレイヤーの方々はどうやってシングルカードなどを集めているのかと思う。その店がMPSだと分かるのは、そのガラス棚に張られた「4パック購入毎にMPSプレミアムカードプレゼント!」の文字だけ。タカラトミーは、もっと、ちゃんと、店を、選べ。
前文がえらく長くなった。微妙に小説の体裁をとってるし。ああ恥ずかしい。
裏切ったエーブを追って船に乗るホロとロレンス。その旅の途中、ひょんなことから少年コルを拾う事に。優秀なその少年の故郷の話や船主ラグーサの話を聞くうちに、ホロの故郷についてのある仮説を立てることになる……。
毎度の事ながら面白かったわけなのだが、途中でホロがロレンスの言葉に不機嫌になって口を利かなくなるシーンがあるのだが、あとで解説されたその理由と、俺が推測した理由は違っていた。なので、その大恥な俺の脳味噌回ってない推理を聞いてもらい、皆様には読むときに同じ轍を踏まないように気をつけてもらいたい。
さて、そんな推察だが、ホロが怒る直前のロレンスの言葉を引こう――「頭を使うことは嫌いじゃないだろう?考えていれば暇つぶしにもなる」――これだ。今これを読んでいるあなたも、少し予想を立ててもらいたい。なぜ、これを聞いて、ホロは怒ったのか。
俺の答えは、この会話の直前、二人で協力して謎解きをしていたことから導き出した。ホロは、今まで船旅で二人きりになれず、急に二人きりになれた、大切な時間。それを「暇」と言われたことに怒ったのではないか。俺の低い知能指数の思考回路は、そんな答えを解答用紙に記入していた。もちろんそれには朱色の×印が付くのだが。まあそんなことを繰り返せば、読解力も上がっていくだろ。そう浅はかにも考えながら、俺はまた新たなライトノベルの表紙をめくる――。
コメント
と、高松でマジックに細々と取り組む大学生でした。
やっぱりあれは化粧品屋だったんですね。横浜行く前にある程度は揃えたかったんですが、諦めました。